「心踊るリズムとメロディ」

―今年結成５周年を迎えるなるたかを皆様により深く知っていただくために、

第１弾の代表ラキさん、副代表しょうごさんの対談に引き続き、

第２弾は、なるたか結成から５年間楽曲を提供してくださっている

「やしきんさん」になるたかの楽曲の聴きどころなど貴重なお話を伺いました！

この記事を読んでからまたなるたかの楽曲を聴くと、新しい発見があるかも！？

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やしきんプロフィール

1988年5月12日生まれ、O型。東京生まれ池袋育ち。高校生の頃からバンド活動を開始。

大学入学後、続けてバンド活動にいそしむが、就職活動時期到来により解散。

作曲に特化した音楽活動への憧憬から、独学でDTMや音楽理論についての勉強を始める。

2010年夏、TVアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」

楽曲募集コンペ採用にて作家デビュー。

その後、アニメ音楽を中心に、作詞・作曲・編曲とマルチに制作活動中。

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ちょっと特殊なよさこい楽曲制作

■お忙しい中インタビューに対応いただきありがとうございます！

早速ですがインタビューさせていただきます。

やしきんさんがなるたかの楽曲制作に携わっていただいてからもう５年になるのですが、

初めて依頼を受けた時の心境はどんなお気持ちでしたか？

やしきん：よしひろ(副代表金子佳弘)とは高校の同級生で昔から知り合いだったんですが、

卒業してからはしばらく連絡をとっていなくて…久しぶりに連絡が来たと思ったら

「よさこいチームつくるから、曲書いてくれない？」だったので驚きました(笑)

書いたことのないよさこい楽曲の依頼ということできちんと制作できるか不安もありましたが、それ以上に未体験な楽曲制作への期待と高揚を感じていました。

初夢を作る前はラキさんとスーパーよさこいを見に行って、他のチームの楽曲を聴いたり、

祭りの雰囲気を見たりして色々な研究をしたのもいい思い出です。

今では毎年恒例になっていて新曲の依頼が来ると「今年もこの時期が来たかぁ」って感じです。

■なるたかの楽曲以外にもたくさんの楽曲を制作されていますが、

他の制作活動との違いはありますか？

やしきん：平常時制作する歌モノ楽曲の場合、

ワンコーラスのデモを制作し方向性を確認しながらフルサイズの制作へ移っていくのですが、

よさこいの楽曲は繰り返しのパートがほとんどなく、

また振り付けの都合上フルサイズでどういった曲展開をしていくかが重要なので

”確認→修正”の作業をそのままフルサイズで行わなければならない分労力が高いです。

ただ、展開が多い分アイディアもふんだんに盛り込めますし、

その展開に振り付けが付いたものを見た時の満足感があります。

あとなるたかの楽曲は男女のデュエットなのも珍しくて、

普段と違うメロディにできるのもおもしろいです。

作曲者が語る！なるたか楽曲ライナーノーツ

■これまで作曲してきたなるたかの楽曲の裏話や聴き所を教えてください！

【２０１４年度：初夢】

やしきん：チームのコンセプトが「伝統と流行の融合」で、作品の名前が「初夢」だったということもあり、お正月に日本でよく耳にする春の海を、当時世界的にブームが来ていたEDMに組み込んでいきました。

冒頭と末尾に入っているんですが、冒頭はマイナー調でよさこい節と共にダブステップ風のサウンドに、末尾ではメジャー調にアレンジして明るく希望のある展開で締めました。

なるたかの前向きで爽快なイメージをうまく表現できたかなと思っています！

【２０１５年度：虹】

やしきん：みんなで唱和できる「ナナナ～」のパートがやっぱり特徴的ですね。

虹の７色にかけてこの年は「７」にこだわっていて、楽曲も７部構成になっているのでめまぐるしい曲展開も聴き所になっていると思います。

カッコイイだけじゃなくて「ポップで楽しい」っていうイメージがなるたかに追加された曲でもあると思います。

ちなみに楽曲の冒頭で「虹」というセリフがあって、仮歌で僕が録音していたものをレコーディングで録り直すつもりだったんですが、

メンバーの皆さんが気に入ってくれて、最終的にそのまま僕の声が使われています(笑)

【２０１６年度：箒星】

やしきん：箒星というタイトルに合わせた、スペーシーなサウンドアプローチが随所に散りばめられています。

宇宙空間を駆け抜けるようなSEや中盤でのピアノのメロディなど細部にこだわって作りました。

サビの後ラストに向けての畳みかけるような盛り上がりも聴き所です。

３部作の最後ということで「EDM×よさこい」の完成版的な作品を目指して制作しました。

【２０１７年度：碧羅の天】

やしきん：ロックとダンスの融合サウンド、

これまでの楽曲よりも全体の統一感を意識した楽曲です。

空に恋する向日葵というテーマだったので、なるたからしい疾走感や夏の熱さの中に切なさとか儚さを感じてもらえるような音作りを心掛けました。

サビのメロディが繰り返しになっていてインパクト大で印象に残る作品になったのではないでしょうか。

いよいよ「TOKYO」がお披露目！

■最後に新作「TOKYO」について、楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします！

やしきん：今年も制作には苦労しましたが、チャレンジングなサウンドやリズムで今までのなるたかにはなかった楽曲に仕上がったかなと思います。

特にサビ前の盛り上がりがいい感じですのでお楽しみに。

今年もなるたかのみんなの踊りと一緒に楽曲も聴き込んで楽しんでもらえたら嬉しいです。

―やしきんさん、どうもありがとうございました！！

――いかがだったでしょうか！インタビューの連載第２弾ということで、

なるたかの楽曲を提供してくださっているやしきんさんのインタビューでした。

ご協力いただく方の思いも、毎年の演舞に、チームに、

しっかりと刻まれていると思います。

いよいよ、２０１８年７月１５日(日)、

よさこい祭りIN光が丘２０１８において、

なるたか２０１８年度演舞「TOKYO」のお披露目となります。

どうぞ宜しくお願い致します！

【やしきん公式情報】

Twitter : https://twitter.com/yashikindesu

所属事務所HP : http://www.fmf-music.com/